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お金の勉強って、正直めんどくさいんだよね。
わたしもそうだった。投資を始めたのは2020年だけど、それまでは「貯金しなきゃ」と思いながら 毎月なんとなく余った分だけ口座に残す、みたいな生活を何年も続けてた。
そんなときに読んだのが『漫画 バビロン大富豪の教え』。100年近く前に書かれた本の漫画版で、 主人公が古代バビロンでお金の増やし方を学んでいく話。事前の知識ゼロでも読めるし、 なにより「これならわたしにもできそう」と思えたのが大きかった。
この記事では、本に出てくる「黄金に愛される七つ道具」を、わたしが実際にやってみて どうだったかと一緒に書いていく。
この本がすすめる「黄金に愛される七つ道具」
道具1:収入の10分の1を貯金せよ
いちばん有名なやつ。手取りの10%を、なかったものとして先に取り分ける。
わたしは今、収入の5分の1(20%)でやってる。ただ最初から20%だったわけじゃなくて、 本のとおり10%から始めて、生活が回ることを確かめてから少しずつ上げていった感じ。 いきなり20%にしてたら、たぶん続かなかったと思う。
大事なのは「余ったら貯金」じゃなくて「先に引いてから残りで暮らす」の順番。 人間は目の前にあるお金は使っちゃうので、意志の力でどうにかしようとしない方がいい。
道具2:欲望に優先順位をつけよ
欲しいものを全部我慢しろ、という話ではない。全部は買えないから順番をつけよう、という話。
わたしがやって効いたのは、毎月かかってるお金を一度すべて書き出すこと。 惰性で払ってたサブスクとか、使ってない有料プランとかが普通に出てきた。
そこを止めるのは我慢じゃないので、痛くないのに貯蓄率だけ上がる。
道具3:貯えたお金に働かせよ
貯めるだけだと、お金は増えない。ここが本の中でいちばん背中を押された部分だった。
わたしが最初に買ったのは eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)。
米国の代表的な500社にまとめて投資するインデックスファンドで、
銘柄を選ぶ必要がないから「何を買えばいいか分からない」で止まらずに済んだ。
そのうえでやってよかったのが仕組み化。
- 給料が入ったら証券口座へ自動振込
- そこから毎月自動で買付
この2つを設定してからは、相場を見て迷う時間そのものが無くなった。
続けるコツは気合いじゃなくて、自分が判断しなくていい状態を作ることだと思う。
道具4:危険や天敵からお金を守れ
「ひとつのカゴに卵を盛るな」という有名な格言があるけど、要はそれ。 1か所に全部置くと、そこがダメだったとき全部やられる。
わたしも最初はS&P500だけだったけど、これは「米国株100%」ということでもある。 そのあと分散投資や高配当投資を勉強して、少しずつ配分を足していった。
本の中では「自分が分からないものには手を出すな」「詳しい人の話を聞け」も この道具に含まれてる。元本が減る話ほど調べてから、という順番は今も守ってる。
道具5:より良い場所に住め
七つ道具の中で、わたしがいちばん実感を持って言えるのがここ。
もともとミニマルな暮らしに憧れがあって、狭い物件に住んでみたことがある。
持ち物が減って身軽にはなったし、家賃も抑えられた。数字だけ見れば正解に見えた。
でもそのあと、広くて便利なところに移って考えが変わった。
家にいる時間のストレスが減ると、それ以外の時間の質まで変わる。
住まいって、削った分がそのまま浮くわけじゃないんだなと思った。
本が言ってるのも「安いところに住め」ではなくて「より良きところに住め」。
住居費は家計でいちばん大きい固定費だけど、 だからこそ削る対象じゃなくて、お金をかける価値がある場所なんだと思う。
もちろん身の丈は要る。ただ「とにかく安く」で選んで暮らしが窮屈になるなら、 それは節約じゃなくて別のものを失ってるだけかもしれない。
道具6:今日から未来の生活に備えよ
老後や、想定していなかったことが起きたときに備えて、今のうちから積み立てておこう、という話。 本が書かれた時代の話ではあるけど、今でいえば年金・保険・積立あたりが対応する。
わたしの場合は、毎月の自動買付がそのままここも兼ねてる形。
将来のための積立と今の投資を別々にやろうとすると管理が増えるので、 1本にまとめてしまった方が続けやすかった。
道具7:自分こそ最大の資本にせよ
最後は、稼ぐ力そのものを育てよう、という話。
投資に回せる金額は結局のところ収入に上限を決められるので、ここが土台になる。
とはいえ「自己投資しよう」と言われても腰が重い。 わたしがやったのは、高配当投資みたいに自分が実際に使う分野だけ調べること。 興味のないジャンルの勉強は続かないので、手を出さないと決めてしまった方が結果的に進んだ。
もうひとつの柱「五つの黄金法則」
この本にはもう1つ、七つ道具とは別に「五つの黄金法則」が出てくる。 本のタイトルにもなっているのはこっち。七つ道具が「何をやるか」だとしたら、 こっちは「お金がどう集まって、どう逃げていくか」の話に近い。
法則1:収入の10分の1以上を蓄える者のもとに、黄金はやってくる
七つ道具の1つめと同じ話が、法則としてもう一度出てくる。 それだけ土台ということなんだと思う。わたしが10%→20%へ上げていったのもここ。
法則2:賢明に動かすなら、黄金は懸命に働く
置き場所を決めて働かせよう、という話。 わたしの場合はインデックスファンドの毎月自動買付がその置き場所になってる。
法則3:詳しい人の助言に耳を傾ける人から、黄金は離れない
自己流で突っ走らない、ということ。 とはいえ全部を勉強する必要はなくて、自分がやると決めたところだけ調べれば足りると思ってる。
法則4:理解していない商いに投資すると、黄金は離れていく
ここは耳が痛い人も多いはず。仕組みを説明できないものは買わない、が分かりやすい線引き。 わたしが高配当投資を始めるときに先に調べたのも、これがあったから。
法則5:非現実的な利益を求めると、黄金は逃げ出す
うまい話に乗るな、という最後の法則。 100年前の本に書いてあることが今もそのまま通じてしまうあたり、 人がお金で失敗するパターンは昔から変わってないんだと思う。
読んでみてどうだったか
正直に言うと、書いてあること自体は目新しくない。 「先に貯金」「分散する」「稼ぐ力を上げる」——どれも聞いたことがある話だと思う。
それでもこの本がよかったのは、漫画だから最後まで読めたこと。 お金の本を何冊も積んだまま読んでいなかったわたしでも、これは一気に読めた。
読んだあと実際に変えたのは、証券口座への自動振込と毎月の自動買付を設定したこと。 やったのはその2つだけで、あとは放っておいても積み上がる状態になった。 1冊読んで行動が1個変われば十分元は取れてると思う。
逆に、すでに積立を仕組み化できている人には物足りないかもしれない。 「これから始める人の最初の1冊」として読むのが合ってる本。
あと、これは読んでから気づいたことなんだけど、 七つ道具も五つの黄金法則も、結局のところ順番の話をしてる。 先に取り分ける、分かるものから買う、守ってから増やす。 どれも「何をするか」より「どの順でやるか」で結果が変わる話だった。
わたしがやったのも、順番を決めて自動化しただけ。 銘柄選びやタイミングで悩んだ記憶はほとんどない。 そこに時間を使わなくていいと分かっただけでも、読んだ価値はあったと思う。
よくある質問
Q. 「バビロン大富豪の教え」は実在する書籍ですか?
A. はい、実在します。原著は1926年にジョージ・S・クレイソンが出版した「The Richest Man in Babylon」で、古代バビロンを舞台にした寓話形式でお金の法則を教えています。日本では複数の出版社から翻訳版が出されており、漫画化版も複数存在します。古典的な自己啓発書として世界中で読まれており、金銭教育の入門書として高く評価されています。
Q. 収入の10分の1を貯金するだけで本当にお金持ちになれますか?
A. 理論的には可能ですが、効いてくるのは継続性と複利の力です。毎月の収入から確実に10%を貯蓄し、その貯金をさらに投資や事業に回すことで、時間をかけて資産が増殖します。ただし、給与だけでは限界があるため、七つ道具の3つめ「貯えた金に働かせよ」と組み合わせてはじめて効いてきます。また、インフレーションや生活費の増加も考慮する必要があります。
Q. この本に書かれた投資方法は現代でも通用しますか?
A. 基本原理は現代でも有効ですが、具体的な投資方法は時代とともに進化しています。本に書かれているのは古代の寓話なので、具体的な投資商品(株式、債券、不動産など)は現代にアップデートする必要があります。重要なのは「お金に働かせる」という考え方であり、現代ではNISAやiDeCo、インデックスファンドなど、より多くの選択肢があります。
Q. 漫画版と活字版、どちらを読むべきですか?
A. 記事でも触れられているように、漫画版は視覚的にわかりやすく、活字が苦手な方や忙しい方に適しています。一方、活字版はより詳しい解説や事例が含まれている場合が多いです。時間や読書習慣に応じて選んでください。初心者であれば漫画版から始めて、より深く学びたければ活字版を読むという順序もおすすめです。
Q. 「七つ道具」と「五つの黄金法則」は何が違うのですか?
A. どちらもこの本に出てくる別々の枠組みです。「黄金に愛される七つ道具」は貯金・投資・住まい・自己投資など、富を築くための具体的な行動指針が7つ。「五つの黄金法則」は本のタイトルにもなっているもので、お金がどう集まり、どう離れていくかを5つの法則にまとめたものです。七つ道具が具体的な行動の手順、五つの黄金法則がお金の集まり方・離れ方をまとめたもの、という関係です。


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