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「新NISAで積立投資を始めたいけど、何からやればいいかわからない」──そんな状態で夜な夜なスマホを眺めている人、けっこう多いんじゃないかな。
わたしも最初はまさにその状態だった。制度の説明ページを読んでも専門用語だらけで頭に入らないし、「とりあえず口座を開けばいい」と言われても、どこの証券会社がいいのかすら判断できなかった。
この記事では、新NISAのつみたて投資枠を使って積立投資を始めるまでの全手順を、口座開設→銘柄選び→積立設定→開始後の管理まで一本道でまとめてある。じっくり読んで、自分に合ったやり方を見つけてほしい。
※本記事の情報は2026年9月9日時点のものです。制度内容・手数料・還元率などは変更される可能性があるため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。
この記事でわかること
- 新NISAつみたて投資枠の制度概要と旧NISAとの違い
- 証券会社の選び方と口座開設の具体的な手順
- 積立銘柄を選ぶときの判断基準と初心者が見るべきポイント
- 自分の収入に合った積立金額・頻度の決め方
- 積立開始後にやるべきこと・やらなくていいこと
- 他の比較サイトではあまり触れない「設定時の盲点」
新NISAの積立投資枠とは?制度の基本をおさらい
まず結論から言うと、新NISAのつみたて投資枠は「年間120万円まで、金融庁が選んだ投資信託に非課税で積立投資できる制度」だと理解しておけば十分。
新NISAの全体像をざっくり整理
新NISAには2つの投資枠があって、それぞれ役割が違う。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資上限 | 120万円 | 240万円 |
| 対象商品 | 金融庁が選定した投資信託・ETF | 上場株式・投資信託など幅広い |
| 非課税保有限度額 | 合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで) | 左記に含まれる |
| 非課税期間 | 無期限 | 無期限 |
| 併用 | 可能 | 可能 |
旧つみたてNISAは年間40万円が上限で、非課税期間も20年だった。新NISAになって枠は3倍に拡大し、しかも非課税期間が無期限になったので、制度としてはかなり使いやすくなったと思う。
旧NISAとの違いで押さえておくべき点
よく混乱するのが「旧つみたてNISAで買った分はどうなるの?」という疑問。これは旧制度の非課税期間が終わるまでそのまま保有できる。新NISAの枠とは完全に別管理なので、旧NISAの分が新NISAの1,800万円に食い込むことはない。
わたしが最初につまずいたのはまさにここで、「旧NISAの残高を移行しなきゃいけないのかな」と思って証券会社に問い合わせたことがある。結果、移行の手続きは不要で、新NISAは別途口座開設するだけでよかった。こういう「やらなくていいこと」を知るだけで、気持ちが楽になるんだよね。
制度の詳細は金融庁の新NISA特設ページでも確認できる。
証券会社の選び方と口座開設までの手順
結論として、ネット証券を選んでおけば手数料・使い勝手の面でまず間違いない。対面型の大手証券にも良さはあるけど、積立投資メインなら「コストの低さ」と「積立設定の柔軟さ」がそのまま成果に直結する。
証券会社を選ぶときの判断基準
銘柄の品揃えや手数料体系は証券会社によって異なるけど、つみたて投資枠に限って言えば、チェックすべきポイントは3つに絞れる。
1. つみたて投資枠の取扱銘柄数が十分か
金融庁の基準を満たした投資信託は約300本あるけど(2026年9月9日時点の目安)、すべての証券会社が全銘柄を扱っているわけではない。主要ネット証券なら200本前後は揃っていることが多い。
2. クレカ積立に対応しているか
クレジットカードで積立投資をすると、投資しながらポイントが貯まる。クレカ積立の上限は月10万円で、つみたて投資枠の年120万円(月10万円)とぴったり合う。還元率は証券会社とカードの組み合わせで変わるので、自分が普段使っているカードとの相性を確認するのがいい。
3. 積立頻度の選択肢(毎月・毎日・ボーナス月設定など)
毎月積立だけでなく毎日積立やボーナス月の増額設定ができるかどうかも、使い勝手に差が出るポイント。
| 比較項目 | 楽天証券 | SBI証券 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠の取扱銘柄数 | 200本以上 | 200本以上 |
| クレカ積立対応 | 楽天カード | 三井住友カード等 |
| クレカ積立上限 | 月10万円 | 月10万円 |
| クレカ積立の還元率 | カード種別により異なる(最新は公式で確認) | カード種別により異なる(最新は公式で確認) |
| 積立頻度 | 毎月・毎日 | 毎月・毎日・毎週 |
| 最低積立金額 | 100円〜 | 100円〜 |
※還元率は条件・キャンペーンにより変動するため、最新情報は各社公式サイトを確認してください。
正直なところ、楽天証券とSBI証券はどちらを選んでも大きな失敗にはならない。「楽天経済圏をよく使うなら楽天証券」「三井住友カードを持っているならSBI証券」くらいのシンプルな判断で十分だと思う。
口座開設の具体的な手順(5ステップ)
ここでは、ネット証券での一般的な開設手順を書いておく。楽天証券・SBI証券ともに流れはほぼ同じ。
ステップ1: 公式サイトで口座開設の申込ボタンを押す
楽天証券公式サイトやSBI証券公式サイトのトップページに「口座開設」ボタンがある。メールアドレスを入力して仮登録する。
ステップ2: 本人確認書類をアップロード
マイナンバーカードがあればスマホで撮影するだけで完結する。運転免許証+通知カードの組み合わせでも可能だけど、マイナンバーカード1枚のほうが圧倒的に楽。
ステップ3: 「NISA口座を同時に開設する」にチェック
ここが盲点。口座開設フォームの途中に「NISA口座を開設しますか?」という選択肢があるんだけど、見落としてチェックを入れ忘れる人がわりといる。後から追加申請もできるけど、税務署の審査で追加の日数がかかるので、最初にまとめて申し込んでおくのがスムーズ。
ステップ4: 審査完了を待つ(最短翌営業日〜1週間程度)
スマホで完結する「オンライン本人確認」を使えば最短翌営業日、郵送だと1〜2週間。
ステップ5: ログインして初期設定を完了
ログインID・パスワードが届いたら、入金用の銀行口座を登録する。楽天証券の場合は楽天銀行と連携(マネーブリッジ)しておくと、資金移動がスムーズになる。
積立銘柄の選び方と初心者が見るべきポイント
ここが一番悩むところだと思う。200本以上ある中からどれを選ぶか。結論から言うと、初心者は「全世界株式型」か「米国株式型」のインデックスファンドから1本選べばいい。
銘柄選びで見るべき3つの基準
① 運用コスト(信託報酬)が低いこと
信託報酬は保有している間ずっとかかるコストで、年率0.1%未満のファンドもあれば、1%を超えるものもある。長期投資ではこの差がじわじわ効いてくる。たとえば20年間積み立てた場合、信託報酬が年0.5%違うだけで、最終的な資産額に数十万円の差がつくこともある。
② 純資産総額がある程度の規模であること
純資産総額が小さすぎるファンドは、運用が途中で終了(繰上償還)されるリスクがある。目安として100億円以上あれば安定しているという判断がしやすい。
③ 投資対象が分散されていること
1つの国や1つの業種に偏っていないファンドのほうが、値動きのブレ幅を抑えやすい。全世界株式型なら先進国から新興国まで数千銘柄に自動で分散してくれるので、初心者には扱いやすい。
インデックスファンドとアクティブファンドの違い
つみたて投資枠で買える商品にはインデックスファンド(市場の平均に連動)とアクティブファンド(ファンドマネージャーが銘柄を選定)の2種類がある。
| 比較項目 | インデックスファンド | アクティブファンド |
|---|---|---|
| 運用方針 | 市場平均に連動 | 平均を上回ることを目指す |
| 信託報酬 | 低い(年0.05%〜0.2%程度が多い) | 高い(年0.5%〜1.5%程度が多い) |
| 値動きの予測 | 指数に沿うためわかりやすい | ファンドごとに差が大きい |
| 初心者向きか | ○ | △(選ぶ目が必要) |
個人的には、初心者のうちはインデックスファンド1本でいいと感じた。アクティブファンドにも優秀なものはあるけど、「どのアクティブファンドが今後も好成績を維持するか」を見極めるのは、投資に慣れた人でも難しい。
「全世界株式」か「米国株式」かの判断基準
この2択で迷っている人はとても多い。わたしなりの整理を書いておくと──
- 「どの国が伸びるかわからないから、全部に乗っておきたい」 → 全世界株式型
- 「米国経済の成長を信じている。新興国の比率は自分で調整したい」 → 米国株式型(S&P500連動など)
どちらが正解ということはなくて、自分が「暴落時に持ち続けられるか」で選ぶのが現実的。全世界株式型のほうが地域分散されている分、精神的に持ちやすいという人も多いんだよね。
積立金額・頻度の決め方とシミュレーション
積立金額の目安は「生活防衛資金を確保した残り」
積立金額を決めるときに、いきなり「月10万円!」と上限いっぱいに設定する人がたまにいるけど、これはおすすめしない。投資に回す前に、最低でも生活費の3〜6ヶ月分は現金で確保しておくのが基本。
目安として、こんな考え方がある。
- 手取り月収の10〜20%を積立に回す
- 生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分)は現金で確保する
- 残りを日常の支出や趣味に使う
手取り月収が25万円の人なら、月2.5万〜5万円くらいが無理のないラインになる。つみたて投資枠は年120万円(月10万円)が上限だけど、上限まで使い切る必要はまったくない。月100円から始められるので、まずは少額でスタートして、慣れてきたら増額するくらいでちょうどいい。
匿名ストーリー:Bさんの場合
Bさん(28歳、会社員)は手取り月収23万円で、「とりあえず周りに合わせて月5万円」で積立を始めた。ところが3ヶ月目に車の修理費15万円が発生し、積立を一時停止。その後「また始めなきゃ」と思いつつ半年放置してしまった。
気づいたのは「自分の生活費を正確に把握していなかった」ということ。家計簿アプリで2ヶ月間の支出を記録してみたら、毎月の固定費+変動費の平均が18万円だった。生活防衛資金として54万円(3ヶ月分)を貯金に確保し、残りから月2万円を積立に回すことにした。
結果、1年間一度も中断せずに続けられて、24万円分の投資信託を保有するところまできた。「学ばなくていい、楽すればいい」──Bさんが言っていたのは「無理しない金額にしたら、投資のことを考えなくて済むようになった」ということだった。
積立頻度:毎月・毎日・ボーナス月設定の違い
| 積立頻度 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 毎月 | 管理がシンプル、クレカ積立と相性◎ | 月1回の購入なので購入タイミングが偏る |
| 毎日 | 購入タイミングが究極に分散される | 約定の通知が毎日届いてうるさいことも |
| ボーナス月増額 | 年間投資枠を効率的に使える | 設定を忘れると枠が余る |
実際やってみると思ったより差が出ないのが正直なところ。長期投資(10年以上)を前提にするなら、毎月と毎日で最終的なリターンに大きな差はつきにくいという研究結果もある。クレカ積立でポイントを貯めたいなら毎月一択になるので、そこで自然に決まる人も多いと思う。
実際の積立設定の操作手順
ここでは楽天証券を例に、積立設定の流れを書いておく。SBI証券でも基本的な流れは同じ。
手順1: ログイン後「NISA」メニューから「つみたて投資枠」を選択
トップページの上部メニューに「NISA」のタブがある。クリックするとつみたて投資枠と成長投資枠の切り替え画面が表示される。
手順2: ファンドを検索して選ぶ
「ファンドを探す」画面で、ファンド名や投資対象(全世界株式・米国株式など)で絞り込みができる。気になるファンドをクリックすると、信託報酬・純資産総額・運用実績などの詳細が確認できる。
手順3: 「積立注文」ボタンを押して条件を入力
– 積立金額(100円以上1円単位で設定可能)
– 積立頻度(毎月・毎日から選択)
– 引落方法(証券口座・楽天カード・楽天キャッシュなど)
– ボーナス月の増額設定(任意)
手順4: 目論見書を確認して「注文する」
目論見書(ファンドの説明書)の確認画面が表示される。「確認しました」にチェックを入れて注文ボタンを押せば設定完了。
手順5: 設定内容を「積立設定一覧」で確認
設定が反映されているか、「積立設定一覧」画面で必ず確認する。ここで金額や頻度が想定通りになっているかチェックしておくと安心。
わたしが口座開設してわかったのは、「設定自体は5分で終わる」ということ。悩む時間の99%は銘柄選びと金額決めに使われていて、実際の操作はあっけないくらい簡単だった。
積立開始後に知っておきたい運用管理と注意点
基本は「何もしない」でOK
積立投資の最大のメリットは、一度設定したら放置できること。毎日株価をチェックする必要はないし、相場が下がったからといって慌てて売る必要もない。
ただし、以下の3つだけは頭に入れておいたほうがいい。
① 売却すると翌年に非課税保有限度額が復活する
新NISAでは、売却した分の「取得価額ベース」の枠が翌年に再利用できる。ただし年間投資上限(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)は変わらないので、「売って買い直せば枠が無限に使える」というわけではない。
② リバランスは年1回程度で十分
全世界株式型のインデックスファンド1本で運用しているなら、ファンド内部で自動的に地域の比率調整が行われるため、自分でリバランスする必要はほぼない。複数ファンドを組み合わせている場合は、年1回くらい比率を確認して、大きくずれていたら調整する程度でいい。
③ 積立金額の変更・停止はいつでもできる
「転職して収入が減った」「大きな出費が発生した」といった場合は、積立金額を減額したり一時停止したりできる。証券会社の管理画面からいつでも変更可能で、違約金などは一切かからない。
ここが不便だった・想定外だったこと
使い始めて気づいたのは、クレカ積立の引落日と積立実行日が同じではないということ。楽天カードの場合、カードの引落は翌月27日だけど、ファンドの買付は毎月1日や8日など証券会社側のスケジュールで実行される。「今月設定したのに今月買われない」というタイムラグに最初は戸惑った。
こういう人には向かないかも、という点も正直に書いておく。
- 3ヶ月以内に使う予定のお金を投資に回そうとしている人 → 短期で引き出す前提なら、元本割れのリスクを受け入れられない可能性が高い
- 値動きを見るたびに不安になるタイプの人 → 積立設定後はアプリを見る頻度を減らすのが効くけど、それでも気になる人は投資額を下げたほうが精神衛生上いい
他の比較サイトでは触れにくい「積立設定の盲点」
わたしが実際に設定してみて「これ、どこにも書いてなかったな」と感じたことが2つある。
盲点①:NISA口座は1人1口座──証券会社の変更は年単位
NISA口座は1人につき1つの金融機関でしか開設できない。「楽天証券で開いたけどSBI証券に変えたい」と思った場合、年の途中でNISA枠を1円でも使っていたら、翌年まで変更できない。これは制度上のルールなので、証券会社に問い合わせてもどうにもならない。
つまり、証券会社選びは「最初の1回」がけっこう大事。とはいえ、主要ネット証券同士なら機能差は小さいので、深く悩みすぎず「今メインで使っている銀行・カードとの相性」で選ぶのが実用的だと思う。
盲点②:「つみたて投資枠」と「成長投資枠」で同じファンドを買える
意外と知られていないのが、つみたて投資枠の対象ファンドは成長投資枠でも購入できるということ。たとえば「全世界株式のインデックスファンドをつみたて投資枠で月10万円、さらに成長投資枠でも月5万円」という買い方が可能。
ただし、非課税保有限度額1,800万円のうち、成長投資枠で使えるのは1,200万円まで。つみたて投資枠だけなら1,800万円フルに使える。この非対称な構造を理解していないと、「成長投資枠も全部使わなきゃ」と焦ってしまう。つみたて投資枠だけで十分という人も多いんだよね。
よくある質問
Q1. 投資経験ゼロでも新NISAの積立投資は始められる?
始められる。つみたて投資枠で買える商品は金融庁が長期・積立・分散投資に適していると判断したものに限定されているので、「何を買っても大外れ」という事態にはなりにくい設計になっている。最初は月1,000〜3,000円くらいの少額で始めて、値動きに慣れることから入るのがおすすめ。証券口座の開設自体はスマホと本人確認書類があれば15分程度で申し込める。
Q2. 楽天証券とSBI証券、結局どっちがいい?
普段の生活でどちらの経済圏を使っているかで決めるのが一番シンプル。楽天カード・楽天銀行をメインに使っているなら楽天証券、三井住友カードや住信SBIネット銀行を使っているならSBI証券。機能面で致命的な差はないので、「ポイントが貯まりやすいほう」で選んで問題ない。迷って何ヶ月も口座を開設しないほうがよほどもったいない。
Q3. 積立金額は途中で変更できる?
いつでも変更できる。証券会社の管理画面から「積立設定一覧」を開いて、金額を変更するだけ。手数料や違約金は一切かからない。生活状況に合わせて増やしたり減らしたりできるので、最初から完璧な金額を決める必要はない。わたしも3回くらい金額を変更している。
Q4. 積立投資で元本割れすることはある?
ある。投資信託は価格が日々変動するので、特に始めて数ヶ月〜1年程度は元本割れの状態になることも珍しくない。ただし、過去の実績を見ると、全世界株式や米国株式のインデックスに15年以上積立投資を続けた場合、元本割れの確率はかなり低くなる傾向がある。重要なのは「短期の値動きに一喜一憂せず、積立を続けること」で、それが積立投資の最大の武器になる。
Q5. 旧つみたてNISAで買った分はどうなる?
旧つみたてNISAで購入した商品はそのまま保有でき、当初の非課税期間(最長20年)が終わるまで非課税で運用が続く。新NISAへのロールオーバー(移管)はできないけど、新NISAの1,800万円の枠とは別カウントなので、旧NISAの保有分が新NISAの枠を圧迫することはない。放置しておいて大丈夫。
Q6. 成長投資枠は使わなくてもいい?
使わなくてもまったく問題ない。つみたて投資枠だけで年間120万円、非課税保有限度額1,800万円まで使える。「成長投資枠も使わないと損」と感じるかもしれないけど、枠はあくまで上限であって、使い切る義務はない。投資に慣れてきて「個別株も買ってみたい」と思ったタイミングで成長投資枠を使い始めれば十分。
リスクと注意点
投資は元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任において行ってください。
新NISAの非課税メリットは大きいけど、それは「利益が出た場合に税金がかからない」という話であって、「必ず利益が出る」という意味ではない。
特に注意してほしいのは以下の3点。
- 短期で大きなリターンを期待しない:積立投資は10年、20年という長いスパンで効果を発揮する方法。1〜2年で倍になるような投資法ではない
- 生活資金を投資に回さない:積立額が大きすぎて生活が苦しくなったら、投資を続けること自体が困難になる
- 情報源は公式サイトで確認する:SNSやYouTubeの情報だけを鵜呑みにせず、金融庁のNISA特設ページや証券会社の公式サイトで正確な情報を確認してほしい
まとめ
新NISAで積立投資を始めるやり方を一通り書いてきたけど、改めて要点を整理しておく。
- つみたて投資枠は年間120万円・非課税期間無期限。旧NISAより枠が大きくなり、使いやすい制度になった
- 証券会社は楽天証券かSBI証券が候補。普段使っているカード・銀行との相性で選べばOK
- 銘柄は全世界株式型か米国株式型のインデックスファンド1本から始めるのが王道
- 積立金額は手取り月収の10〜20%を目安に、生活防衛資金を確保してから設定する
- 設定後は基本放置。値動きを毎日チェックする必要はなく、年1回くらい確認すれば十分
わたしが振り返って一番大事だと思うのは、「完璧な準備を整えてから始めよう」としないこと。月1,000円でもいいから始めてしまえば、制度の仕組みも値動きへの耐性も、実体験として身につく。頭の中だけで考えている段階が一番不安で、動き出したらけっこうあっさり慣れるものだったりする。
証券会社ごとの特徴をもっと詳しく比較したい人は証券口座の選び方まとめも参考にしてみてほしい。積立投資の考え方や長期投資のコツについては投資戦略カテゴリにも関連記事がまとまっている。
この記事を書いた人
楽生き編集部|2020年から個人投資を続けており、楽天証券・SBI証券・松井証券を実際に利用した経験をもとに情報を発信しています。NISA・iDeCo を活用した長期投資をテーマに、初心者が実際につまずく点を重点的に解説しています。


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