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はじめに
投資を始めると、日々の株価やファンドの基準価額など、さまざまな数値に触れる機会が増えます。
しかし、その情報をきちんと記録・管理している人は意外と少ないかもしれません。
投資記録を残すと、成功や失敗の原因が明確になり、次の投資判断に活かすことができます。
本記事では、ノートやアプリを使った投資記録のつけ方を解説し、自分の投資をより良くしていくための方法をご紹介します。
1. なぜ投資記録が必要なのか?
(1) 自分の投資スタイルを客観視できる
- 記録を続けることで、「この銘柄を買った理由」「売った理由」「結果」を客観的に見直せる。
- 感覚的に売買していると、失敗原因や成功要因が曖昧になりがちなので、記録があると振り返りやすい。
(2) 思考や感情の変化を把握できる
- 投資判断には心理面が大きく影響する。暴落時にパニックで売ってしまったなど、感情面のメモを残すと、次回の暴落時の参考になる。
- 「この時に感じた不安」「こう考えて買った」などを振り返ることで、メンタル管理にも役立つ。
(3) PDCAサイクルを回しやすい
- 投資結果を見て、「何が良かったのか・悪かったのか」を考え、次の行動へ反映するというPDCAサイクルが回せる。
- 記録がなければ抽象的な振り返りしかできないため、改善点が明確になりにくい。
2. ノートを使った管理方法
(1) 手書きノートの特徴
- 自由度が高いので、文章だけでなく図解・チャートなども書き込みやすい。
- 書く行為自体が記憶に残りやすく、深い理解につながることも。
(2) 記録する項目の例
- 購入銘柄・ファンド名:いつ・いくらで買ったか(株数や口数、総額、手数料など)
- 購入理由・目的:「高配当狙い」「短期売買で値上がり益狙い」「長期保有目的」など
- 売却理由・タイミング:どのくらいの利益・損失で、なぜ売ったのか。暴落時の感情も記しておく
- 結果と考察:成功・失敗の原因、今後の対策や改善点
(3) ノート運用のコツ
- 1日1ページといったルールを作る必要はなく、取引があった日に書くだけでもOK。
- 月末や四半期ごとにまとめページを作ると、全体の流れが把握しやすい。
- 手間を減らすために、必要最低限の項目に絞るのが続けるコツ。
3. アプリ・ツールを使った管理方法
(1) 投資記録専用アプリ ※オススメ
- マネーフォワードMEや楽天証券アプリなど、連携機能を持つツールでは保有銘柄や残高が自動更新されることもあるのでおすすめ。
- 取引データを自動反映してくれるので、手入力の手間が大きく減り、記録を続けやすい。
(2) スプレッドシートやエクセル
- GoogleスプレッドシートやExcelなどは、多くの人が使い慣れており、表計算で数値管理がしやすい。
- 自動計算やグラフ化ができるので、パフォーマンス推移をビジュアルで把握できる。
(3) タスク管理アプリ+メモアプリ
- 投資取引が発生したらタスク管理アプリで「記録をつける」とリマインドを入れる。
- 感想や理由はEvernoteやNotionなどのメモアプリに日付別で残す、といったツール分担も効果的。
4. 続けるための工夫
- 習慣化する
- 「取引があったら当日中に記録」「週末に1回まとめて更新」など、決まったタイミングを作る。
- 毎日見る習慣をつければ、情報の鮮度が落ちる前に更新できる。
- 「取引があったら当日中に記録」「週末に1回まとめて更新」など、決まったタイミングを作る。
- 最低限の項目だけでもOK
- 全てを書き込もうとすると挫折しやすい。
- 「購入日・銘柄・価格」「売却時の損益・理由」程度でも、継続すればかなり役立つデータになる。
- 全てを書き込もうとすると挫折しやすい。
- 可視化してモチベーションUP
- 総資産推移や損益推移をグラフ化すると、視覚的に成長や課題が分かりやすい。
- プラスになればモチベーションに、マイナスなら改善の意欲に。
- 総資産推移や損益推移をグラフ化すると、視覚的に成長や課題が分かりやすい。
- 感情面もメモする
- 「暴落時に不安で売ってしまった」「根拠なく買い増しした」など、感情を含めた行動理由をメモすると、後から冷静に分析できる。
- 投資は心理戦でもあるため、メンタル面の記録は有用。
- 「暴落時に不安で売ってしまった」「根拠なく買い増しした」など、感情を含めた行動理由をメモすると、後から冷静に分析できる。
5. 具体例:エクセルでのフォーマット例
日付 | 銘柄/ファンド名 | 売買 | 価格 | 数量 | 手数料 | 理由/感情 | 結果(損益) | コメント/学び |
2025/01/10 | ABC証券投信 | 買 | 10,000 | 1口 | 0円 | 長期保有目的 | – | 初の投資 緊張した |
2025/03/05 | ABC証券投信 | 売 | 11,000 | 1口 | 0円 | 利益確定 | +1,000 | 思ったより上がった やや早売り? |
ワンポイント
- 「理由/感情」や「コメント/学び」を書くと、後々見返したときに行動の根拠を理解しやすい。
- 自分流にカスタマイズして、使いやすいフォーマットを作成すると良い。
まとめ
- 投資記録は、成功・失敗のパターンを分析し、投資スキルを向上させる強力なツールです。
- ノートで手書きする方法なら柔軟性が高く、アプリやスプレッドシートなら自動集計やグラフ化など管理が効率的。
- 続けるコツは、過剰に細かいデータを求めすぎず、習慣化すること。
- 取引の理由や感情面をメモしておくと、次回の投資判断に大きく役立ちます。
自分に合った記録方法を見つけ、PDCAサイクルを回して投資をブラッシュアップしていきましょう。結果を客観的に振り返る習慣が身につけば、長期的な資産形成にもプラスになります。
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